施工事例その4
静岡県三島市 N商事株式会社様
工場屋根雨漏り修繕工事
施工概要
施工場所 | 静岡県三島市 |
物件種別 | 工場 |
施工箇所 | 屋根全面(折板屋根、スレート材使用屋根部分) |
施工期間 | 2日間 |
今回ご紹介するのは、静岡県三島市で産業廃棄物処理事業を行っている、N商事株式会社様 工場屋根全面の雨漏り修繕工事になります。
数年前に台風被害に遭われ、強風により剥がされてしまった屋根材(スレート)の修繕工事を、お近くの工務店様が実施されたそうです。
しかし、その際の施工が正しく行われておらず、工場の床面には酷い雨漏りによる大きな水たまりが何箇所も出来ていました。
早速屋根に登り調査を実施したところ、波状になっているスレート材の谷部分にフックボルトが打ち込んであり(通常は山部分に打ち込みます)、また、下地部分とスレート材を止めるフックボルトに、シーリングパッキンや黒フェルトがきちんと装着されていない状態で施工されているものでした。
これでは雨漏りするなという方が無理というものです。
波板材の谷部分は水の通り道となっており、雨のときは常に濡れている状態です。
その部分にフックボルトで固定するための穴が開いており、なおかつ水漏れを防ぐためのシーリングパッキンや黒フェルトがない状態ですから、小雨が降っただけでも工場内に雨漏りしてしまいます。
今回、スレート材部分の雨漏りと、折板屋根部分のコーナーカバー修繕を併せて施工させていただきました。
仕上がり具合につきましては、下記ギャラリーをご覧ください。
施工事例(写真ギャラリー)


台風の強風によりコーナーカバーが全て剥離してしまっています。





波状スレートの谷(赤丸部分)にフックボルトが打ち込んであるのがわかります
山部分にフックボルトを打ち込み直します フックボルトを抜いた谷部分にシーリング剤を充填して雨漏りを防ぎます

折板屋根部分はこのようになっています 屋根材の継ぎ目にしっかりとシーリング剤を充填して雨漏りを防ぎます
スレート材部分の修繕と併せ、折板屋根部材の継ぎ目にもしっかりとシーリング剤を充填することにより、今後は雨漏りの心配はなくなります。
以前の工務店様はリーシング作業を全く行っていなかったようです。
これらの施工により、今年の台風シーズンにも万全の備えができました。